indian _crow の日記

ウエットフライ

自重?比重?

現代ウエットフライFのシンキングラインには
「自重 比重」2種類のシンキングラインがあります

自重とは「物質の重さ」を表します
シンクライン表記では「T」となりT-8〜17等が該当し数字は「沈下速度」を意味しています

比重とは「物質に対する密度」質量を表して
シンクライン表記では「TYPE又S」となりTYPE 3 〜6 (Sも同様)等が該当し数字は同一時間での「沈下到達点」を意味しています

既に察しの良い方であれば気付いていると思います(๑˃̵ᴗ˂̵)そうです‼︎この違いって
前者はスカジット 後者はスカンジの違いになります
以前「専用システム」の中でチラッと書いた
「一長一短」が正にこの違いです(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
それぞれ得意とする流れが違います
しかし卓上の議論では理解していてもフィールドではどう対処していますか?

スカジットは「沈下速度」を考慮し早さを求めたシステムです いち早く表層流を交わし低層流を捕まえるためのシステム より荒く強い白波の流れ!複数の流れの合流点等そのような流れはたいてい河幅が狭まった形相 そうですね瀬頭〜中間を得意とするシステムです このように表層流と低層流の流速差が激しい流れほどスカジットが特化しています
より奥の流れから早く表層流を交わし低層流を捕まえることでスイング幅を稼ぎ速度を調節するシステム
正に沈下速度が求められているフィールド条件ですよね
f:id:indiancrowymobilenejp:20220214214151p:plain
スカンジは「沈下到達点」で近年は沈下レベルの異なったラインを合わせ意図して抵抗を与える事で沈下ライン状態を直線化させ沈下を促進しています
ヘッド全体を可能な限り同一流層に入れることでスイング速度を調整できるシステム
太いズドンとした流れに適し中間〜瀬尻を得意とするシステムです
そのような流れは表層と低層の流速差の少ない流れで
ヘッドの全てを同一流に入れれるスカンジが得意とするフィールド条件ですね
f:id:indiancrowymobilenejp:20220214214753j:plain
このようにこれだけ性格の違うシステムです当然で操作や狙う流れは異なりますよね(詳細は後々)
僕もそうでしたがフィールドに双方を持参するとバックはワレットだらけ(>人<;)
手間を惜しんで双方の擦り合わせをしたところで探りきれなく・・
結果システム交換がベスト(-。-;
しょせん釣り人側が出来ることなどたかがしれているようですトホホ

*双方システムの明らかな違いは「キャスト角」でしょうかね(^_^)